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阿久根市長のブログに投稿しました   

私は、日本の地方がなぜ衰退していくのか、全ての原因は、選挙で選ばれた人にその全ての責任があると一貫して考えています。ところが、そのような責任は落ち葉のように風で飛んで行ってしまって、いつの間にか消えてしまうのです。議会は何のためにあるのか、トップの責任はどこにあるのかなど単純な問題を長いこと考えてきていました。
最近の阿久根市議会の動きを見てて思うことは、市議会も市長に対して議会開催を叫ぶだけでなく、地方議会はこのように進化すべきだといった狼煙をあげるべきではないのかと思っています。
桜島の噴煙のように熱き情熱を持って国の制度設計を変えていく覚悟で取り組んで欲しいと期待しているところであります。私も議会改革には取り組んできたものの思うように進めることもできずに、何度も暗礁に乗り上げては繰り返し頑張って、やっと一段一段と階段を登るような速度でやってきています。
地方の現状を眺めた時、限界集落は全国で生まれ続けているだけでなく、少子高齢化の影響は臓器の慢性疾患のように自覚症状に気付かないまま動けなくなっていく姿に似ているような気がしてならないのであります。
私が副議長に就いたのは先月の25日で、やっと一ヶ月間が過ぎたところであります。この間、議長代理で全国議長会の会議に出席した折、全国知事会と全国都道府県議会議長会の事務総長にそれぞれご挨拶をさせていただきました。
二人の事務総長さんには、地方6団体は何をされているのか全く理解できないことを話しさせていただきました。本来であれば、地方6団体が東京のど真ん中に事務所を構え、官邸や各省庁を初め、国会議員の事務所にも歩いて行けるところにあるのであれば、地方はもっと豊かにならなければならないはずです。そのための経費を全国の自治体関係者は支払っているのであります。
的を得た説明を聞くことはできませんでしたが、現状については同じような思いを持っていたのではと感じています。事務方の立場で私のような過激発言に対してしっかり対応することは期待もしていませんでしたが、ちょっと残念な気もしました。
ところで、全国都道府県議長会の会長は鹿児島県議会の金子議長さんがご就任されており、今年から任期が一年間から二年に延長され、地方議会の活動もしやすくなっているところであります。
議会議員は名誉職ではなく、行政のトップリーダーとともに責任があり、利権や、私利私欲で動くことなどあってはならないことであります。しかし、連日の報道の中には地方議会の本来の動きからそれてしまった報道がなされています。
私は、阿久根市長さんの叫びは、明治維新を決行された薩摩藩の皆さんの姿にダブって見えるのであります。権力におもねることもなく命をかけて国のために行動された多くの明治維新の志士たちと同じではないのかと思っています。
先の大戦で散華されていった多くの若者たちも同じ思いではなかったのかと思います。我が故郷や家族の事を思うことは全てに共通していることだと思っています。議会も法律道理にするだけでは、児童虐待も高齢者虐待も、自殺者も一向に減らないばかりか増えているのであります。雇用環境は年々悪くなっているのに、誰ひとり責任感じて行動起こす人はいなかったのであります。
私には、この厳しい地方の現実を変えるために全国の地方自治に携わる人たちに狼煙を上げられている人が、阿久根市の竹原信一市長であります。名古屋市長も続いています。
議員の報酬を半分にして誰が困るのでしょうか。現職の議員だけであり、報酬が半分になったり、日当制になっても議員になる人はいっぱいいるのであります。主婦の皆さんや、定年された優秀な皆さんたちのほうが、利権に絡まなくて、私利私欲がなくて、孫たちの事も真剣に考えるのではと思います。
明治から始まった国づくりも、制度が大きなひずみをさらけ出しています。我が国は地方がしっかりしなければ本当にダメになるのではと思っています。地方復活のトップリーダーとして、薩摩藩の志士たちに負けないように健康に留意され頑張っていただきたいと強く思っています。近いうちに市長さんにお時間作っていただき直接お会いしたいと思っています。

by magome2007 | 2010-07-30 08:50 | Trackback | Comments(0)

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