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高齢者の国会議員の出番だ!   

厚生労働省は介護保険の要支援の見直しに取り組むことを決めたと報道されている。内容については、介護保険料の増税につながることを見直しの最大の原因にされており、団塊世代の皆さんが介護の対象になる前に見直すべきだと言っている。

超高齢社会の対策は、このような制度の見直しだけでいいのだろうかと最近よく思うようになってきた。それは私自身が介護の対象者となる世代になったことが一番大きな要因だと思う。このまま対象者が増え続け、支える人は減り続けていくことを容認することができないことはよくわかっている。

確かに現役を卒業された皆さんに、次はこうしましょうと言ってもまとめることは非常に困難だと思うのだが、制度の見直しでは問題の先送りだけをすることではないのかと思う。人生90年をどうすべきなのかと言ったことを、真剣に議論すべきではないのか、これまでこのようなことを国会であまり議論されていない。

90年の人生をどう生きていくべきかと言ったことを高齢者の国会議員を集めて、超高齢化社会の対策を協議させ、責任もってまとめさせるべきであると思う。官僚が世界一の頭脳集団だとしても、70代や80代の皆さんの人生については想像の世界でしかない。

現実に知っているのは65歳以上の国会議員であって、この人たちに世界のモデルとなる超高齢化社会の取り組みをさせることによって、新たな日本の指導力が世界中から求められるのではないのかと思う。介護の分野では世界のトップ水準を築き、世界各国からの視察も多いと聞いている。

次は、人生90年を生きていくための新たな制度設計を作るべきであって、官僚に任せて問題先送りするのではなく、対象者になっている国会議員が人生90年については考えるべきことではないかと思う。国家の衰退が高齢社会対策によって左右されることを考えたとき、防衛や外交と同じような重大な問題である。

by magome2007 | 2013-05-06 06:49 | Trackback | Comments(0)

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