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今日一般質問します。   

1. アジア国際戦略について
(1) 県産品の輸出強化と企業の進出支援
        (2) アジアの観光客の誘客強化について
2.輸出商品強化対策について
(1)長崎の麺を国際商品としての取り組みについて
3.長崎県漁港管理条例について
        (1)漁港関連用地に対する規制について
4.新県立図書館整備基本方針について
        (1)日本の歴史資料との関連について
以上の一般質問通告をさせていただいています。

安倍総理が成長戦略に取り組まれていますが、長崎県はいち早く成長戦略に取り組まれており、その効果が期待されています。成長戦略とはもっと簡単にいえば、雇用拡大と経済活性化であり、県民所得向上が目的であると考えています。

これまで長いこと成長戦略に取り組まれてきていたのに、一向に雇用拡大も所得向上も達成できず、長時間労働が日本一だといった不名誉なメダルまでいただいてしまった。こんな長崎県とはおさらばして、真の成長戦略に取り組み結果を出さなければならない。

金子知事の12年間は成長戦略を、お経のように唱えるだけの県政であり、全ての分野において停滞か後退を繰り返していた。中村知事はそのような姿を見て新たな取り組みで県政発展のために、海外へ向かっての成長戦略に取り組んでいます。

通告の最後は県立図書館について、大村市に建設が決定されたことについて、どのような協議が行われてきたのかについて尋ねることにしています。以下は県立図書館についての質問の原稿です。

新県立図書館についてお尋ねします。

長崎16番館は完全に消えてしまいました。アメリカの領事館として12番館を使っていた時に、アメリカ領事館の宿泊所として利用されたのが16番館でありました。この16番館は、その後、変遷をえて観光展示館として利用されており、この16番館を訪れた作家の遠藤周作先生は、この場所で踏絵を眺められたことがきっかけになって、沈黙という小説を書かれたのであります。この16番館には新聞の父と呼ばれている浜田彦蔵も宿泊されており、16番館の消滅は本当に残念であります。

この時期はアメリカ駐日初代公使タウンゼント・ハリスの時代で、日米修好通商条約を締結したことでも知られています。この条約の第8条は宗教に関する規定でありますが、この中身は、宗教の自由、神社・仏閣は壊してならない、宗教論争は行ってはならない、最後は長崎での踏絵は廃止するとなっています。踏絵と小説の沈黙との関係は、このようにして長崎でつながっているのであります。

近世から近代までの日本の歴史の中で長崎の存在は非常に大きく、日本の歴史の重要な部分に長崎の歴史は重なっているのであります。このような歴史の貴重な資料が数多く保管されているところが長崎県立長崎図書館であります。
日本の歴史を研究する人にとって長崎図書館の価値は非常に高く、海外においても長崎の地名は浸透しており、この地に長崎図書館があることが長崎の歴史的価値を高めていることにつながっているのであります。

戦後は、世界の平和を叫び、地球最後の被爆地として全世界に長崎の名を知らしめているのであります。当時、被爆地長崎のために図書館建設資金として、世界中から寄付金が集まったと聞き及んでいます。このような長崎の地に、新県立図書館はあるべきだと考えているのであります。どのような協議を経て二か所に建設が決定されたのかよくわかりませんが、全国の地方図書館と違って、長崎県立図書館は国立図書館の分館のような性質を持っている貴重な図書館であると考えています。

なぜ、このような結果になったのか、50年後100年後の長崎県民の皆さんに理解できるような説明がいるのではと思っているのは、私一人ではないと思っています。
県立長崎図書館の二か所に分けての建設と歴史的位置づけについてお尋ねいたします。

by magome2007 | 2013-06-14 07:11 | Trackback | Comments(0)

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