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これでいいのか地方議会(6)   

議会は何のためにあるのか?行政のチェック機関としての仕事は何をされているのか?などなど、子供たちに理解できるように話せる議員がどれほどいるのだろうかと思っています。県民全員で話し合うことができないので、代表を選ぶことが県議選挙なのです。

県議は県議会で県民の声を反映することが最も大きい使命なのですが、県民の多くが雇用や県民所得向上などを求めているのに、半世紀以上にわたって県民の声は反映されていないのです。道路を整備したり河川の改修や、学校や競技施設などの整備は県議会がなくてもできるのです。

県議会の日常における業務は、あいさつ回りが大事だと言って通年議会に反対された議員も多くいるのですが、執行部提案の予算議案を理解し県民のための予算になっているかどうかをチェックすることは、議員に課せられた最も大きい使命ではないのだろうかと思っています。

議員のことを国も県も先生と呼んでいるのですが、この呼称は君やさんと全く同意語であって、学校の先生とは全く違った意味合いのものなのです。ところが先生と呼ばれていい気になって、その上におだてtられてサル以上に高く登ってしまうのです。

浅はかな知識しか持っていない議員に対しても、○○先生は幅広く専門の分野は我々職員は歯が立ちませんなどと言われて、その気になっているのですから職員にとっては楽な相手なのです。そんな中で築き上げてきた県議会の現状維持がどれほどのものかは分かっていただけるのではないのかと思います。

県議会が常任委員会制の中で議案審議されていることは、できるだけ議員の議案審査に負担をかけなくて内容についてしっかり理解できるようになっているのです。それでも議案内容についてチェックできるような下準備さえしないで、委員会審議に出席されるのですから答弁される職員も大変だと思います。

全ての議員が浅はかとは言いませんが、私を含め大方の議員は幅が狭く浅はかな所の共通がみられると思います。半世紀以上にわたって成長戦略から見放されている長崎県の原因はどこにあるのか、県議会の使命に真摯に向き合ってこなかった議員に責任の大半があると考えています。

県議会改革が、なぜ必要なのか県民の負託にこたえるためにも避けることはできないのであります。

by magome2007 | 2013-11-02 09:14 | Trackback | Comments(0)

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