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事務事業の見直しを真剣に   

ブラジルからきているRaphael君と先週から一緒に生活して、色んな事を考えさせられています。パソコンは私がExplorerを使って、Raphael君がChromeを使っているのですが、私は日本語、彼はブラジル語で入力され見るのも読むのも全てブラジルの情報です。

初めて日本語以外の入力作業を眺めていて感じたことがあるんです。それは文章作成が非常に早く、なんでだろうと思って眺めていたら、日本語は母音をのぞいて全て二個のキーを叩かなければならず、それに漢字変換やカタカナ変換をしなければなりません。

変換が常に正しく行われることばかりでなく、似たような漢字で迷うことも多く、時間がかかることは誰が考えても当たり前のことなのに、今回初めて考えさせられたのです。パソコンとお付き合いされている多くの皆さんは早くから知っていたのでしょうが、今回初めて知ることができました。

キーボードの文字の配置は欧米の長年にわたる研究の末に、現在の文字の配置が決定されているものだと思っています。日本人が入力方法を考えていたら、どのようなキーボードが出来上がっていただろうか、欧米人との違いを見ることができたのかもしれません。

ところで、同じ事務事業の仕事量だと、日本人は欧米人の5割増し以上の時間と能力を消費されているのではないのか、文章を考えることは同じで、キーボード叩くのは倍近くの時間と変換の時間を必要とされるのですから、もっと事務事業の見直しをすべきではないでしょうか。

今週、行われた総務委員会においてペーパーレスの取り組みについて質疑を交わしたのですが、その時にはまだ違いを明確に理解するところまではいっていなくて、その後に気づかされたのです。これから考えるなどといっていては、事務事業において欧米の倍近くの費用が必要になるのではないのかと思っています。

毎日文章書いているRaphael君の姿を見ながら、様々な事について気づかされています。欧米発のキーボードについて何も考えずに受け入れてきた漢字圏の国民は、新たな入力方法を研究されてもいいのではなかろうかと思っています。

音声入力が普通になれば、入力について研究することもなくなってしまうのでしょうが、現状の姿を考えると英語を普及させることによって、格差を埋めようと考えている人が英語の学習を小学生から学びましょうと言っているのでしょうか、漢字の魅力を欧米人に逆提案したい気持ちです。

ところで事務事業の効果を高めるためにも、ペーパーレスには早急に取り組まなければならないと考えています。いつまでも昭和を引きずっていては、デジタル社会の最大効果を引き出すことはできないだろうと考えています。


by magome2007 | 2013-12-20 07:52 | Trackback | Comments(0)

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