人気ブログランキング | 話題のタグを見る

全国初を連発   

長崎県議会は、これまで全国の地方議会が行ったことのない方法で議員の発言の機会を閉ざすことを、慎重な協議も行わないまま決行してしまった。なぜこのような事をやるのかと尋ねたら、連立会派がやっていたじゃないかといった言葉が返ってきた。

県議会の改革改善についてこれまで取り組めたことは、3年前の選挙における自民会派の分派が引き金になったのであり、全てが自民会派のまいた種である。当時の選挙後の自民会派には24人の県議がいたのに、その中から前知事の金子参議の言いなりになる県議だけの14名が出ていったことが引き金になったのである。

金子参議と谷川衆議の娘と息子は結婚しており、二人にとって長崎県を自由にすることが目指すべき政治目標ではなかろうかと思う。金子参議が知事の時に市町村合併を全国で最も強力に進めていたのは、知事の長期政権を目指すために必要であったと聞かされたのである。

今回の県議会の姿は、自由にならなかった県議会を取り戻すための強硬手段であり、私欲の固まりのなせる業といわれる原因でもあある。長崎県が闇の世界に近づかなければいいのだがと思っている。そのためにも透明性の高い長崎県を創るためにも全力で取り組まなければならない。

今日の国際版に、ローマ法王がクリスマスミサで話された「神と兄弟姉妹を愛せば、光の中を歩めるが、心を閉ざして高慢や欺瞞(ぎまん)、私利に支配されれば闇が生じる」といった内容が報道されていた。何だか長崎県議会のことを言っているのかと思ったてしまった。

県議会の争いなのかといって矮小化してしまうと見えなくなってしまうのですが、このような積み重ねが現在の長崎県の姿であり、雇用環境も改善されることもなく人口流出は止まることもなく、県内の大半の地区から若者たちが消えしぼみつづけている。

県民所得に至っては、半世紀上にわたって全国の最下位グループから這い上がることもなく、誰のために県議会はあるのかといった原点を、3年近くにわたって取り組んできたのである。県議会改革はそのためにも必要であり、後退することは許されないのである。

今回の県議会のドタバタは、以前の一部の人にとって居心地のいい長崎県にするのか、県民のための長崎県にするのかといった縮図でもある。県議会議員は選挙でえらばれてきているので、県内の最高議決機関であること忘れることなく使命と責任を果たさなければならない。


by magome2007 | 2013-12-26 08:27 | Trackback | Comments(0)

<< 我が故郷の未来戦略は これでいいのか県議会 >>