岩手県住田町に新築木造庁舎   

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デザインの素晴らしい木造庁舎が建設されていたことは知っていたのに、いつ完成していたのか全く知らなかった。今日の産経新聞の記者コラムに、岩手・住田町に「森林・林業日本一」への期待担う木造シンボル庁舎といったタイトルで載っている。

特徴的な点は集積材の活用ではないのかと思う。原木の丸太から製材されたラミナを乾燥させ、集積材にすることによって木材の持っている欠点を取り除き、強度の強い製品を作ることによって木造建設の新しい世界を示されたものと思う。

二階建ての素晴らしい庁舎だと多くの皆さんが言われており、訪れた皆さんも口揃えて木造建設の魅力について話されている。集積材の世界は様々な製品が開発されており、欧州を初め日本においても集積材による建築が行われている。

ここで使用されている集積材は柱が中心になっており、欧州の集積材の製品とは大きく異なっている。使われている柱は、同じ方向にラミナを張り合わせており、欧州のラミナは貼り合わせるのにクロスさせている違いがある。

クロスさせて生産されている製品名はCLTと呼ばれており、中高層の木材によるビルも建設されている。このような集積材の活用によって、新しい木造建設が進むことが十分予想され、特に東京オリンピック関連の施設に応用されるのではと思う。

住田町は林業の非常に盛んな町で、山から切り出す原木の付加価値を最高に高め、全てを商品にすることによる林業の振興に大きく貢献されているのである。バイオエネルギーから木質ペレットに至るまで、日本の最先端を走っている林業の町でもある。

このような林業の町のシンボルとしての新庁舎は、林業振興で悩んでいる多くの自治体や林業関係者たちに、明るい希望と夢を与えたことは間違いないことである。里山を愛する多くの国民にとっても、山に活力が戻ってきたことは最高の出来事でもある。

参考資料
岩手県住田町~環境省
木の魅力あふれる新庁舎 岩手・住田町
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by magome2007 | 2014-10-20 09:00

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