過疎集落の10年後は   

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昨日は、30数個の戸数しかない過疎地に住む友人宅で集落の未来を話しながら昼食を共にした。以前は漁業の大変盛んな集落で、若者たちも漁業に従事されており、大きな賑わいを見せ、最近まで集落を支える産業として頑張っていた。

漁業は、全国どこも同じでコスト高をカバーするほどの魚価は期待できずに、非常に厳しい経営を強いられている。特に過疎地においては乗組員の給料が安く、若者たちだけでなく壮年層においても流出の危機を迎えているのが現状である。

そのような現状を改革すべき政策が思うように出てこないばかりか、水産業は衰退傾向から脱出できないでいる。資源の減少が原因なのか魚価低迷が原因なのか、衰退の原因についてはっきり説明されることもなく、漁業振興策だけが毎年繰り返されている。

漁業所得を向上させるための研究がもっと行われるのであれば、水産業における若者の定着や後継者対策も効果を上げるのではないのかと思う。現在の漁業環境の中で新たな設備投資も厳しく、もっと水産行政に携わる行政の皆さんに漁業の未来について将来展望を描いてほしいと思う。

このままでは10年後の過疎地の姿を考えても明るくなることもなく、最後の一人にならないために早く逃げ出すことを考えるのではないのかといった話が現実に起きないと言えなくなってしまう。産業振興や雇用創出を叫んでいるが、過疎地までは届くことがない。

国会で議論されているアベノミクスの恩恵が地方まで届いていないといった議論が重なってきているようで、行政も地方議会も過疎地の姿を直視していないのではと思う。つい先日行われた県議会の委員会で過疎対策について指摘したが行政の皆さんに届いているのかどうかわからない。

過疎地の今の姿を行政は直視していないのか、しててもスルーされているのかよく分からないが、過疎地の10年後、20年後の姿をどのように描いているのか、来年から始まる長期構想に具体的な政策としての方向を打ち出さなければならない。

参考資料
限界集落の現状と地域再生の課題
資源管理・漁業経営安定対策について
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by magome2007 | 2015-02-07 06:14

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