知事の所信表明   

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県議会における開会日には知事の冒頭説明が行われ、いつも素晴らしい内容なのだが、現状における厳しい指摘は数十年間変わることがない。厳しい現状を変えるための政策を、新年度の予算議案上程の時には知事の決意が伝わってくる。

ところが、これまでの年度当初の知事の説明を読み返して感じることは、本当に似ているような内容が繰り返されていると思う。金子知事の就任時の説明を今読み返しても全く違和感がなく、人口問題や県民所得向上などは当時から取り組まれているのである。

しかし、一向に人口流出が止むこともなく、今では地方創生で人口減少対策に取り組むことになっている。長崎県は数十年前から人口減少は起きており、今始まった問題ではない。限界集落や消滅に向かっている集落など、当時から取り組まれていたはずである。

同じ視点で知事説明の原稿を下書きする人達が変わるだけで、内容については同じような内容が延々と続いている。原稿を書く前にこれまでの議事録等を読み返したことがあるのだろうかと思ってしまう。読むだけの原稿ではなく、責任もって政策を実行する内容でなければならない。

政策の実行は予測されていた結果を引き出すためであり、数十年間同じような事を繰り返してて疑問は湧いてこないのだろうかと思う。我々の周りは、テレビは薄型になり携帯電話が普通の姿であり、タブレットで本も雑誌も読めるようになっている。

環境が大きく変化していく中で、県庁職員も新旧交代してきているのに、これまでの取り組みの見直しや改革改善に取り組む人はいないのかと思うほど、県庁の中の世界を狭く感じるのは私だけなのだろうかと思う。

もっと幅広く取り組んでいただかなければ、変化の激しい近隣諸国との物流も人材育成も、他県に後れを取るのではないのかと心配になる。我が国の経済成長においても、世界の機関車ともてはやされていたこともあったのですから、常に県あげての総力戦の戦いが要求されているのではないのかと思う。

セレモニーとしての県議会ではなく、長崎県の未来を切り開くための戦いの場であるのが県議会の議場であり、各常任員会の会議室ではないのかと思う。昨日の5時に一般質問の届けが締め切られたのだが、今も一括質問を続けている人も多い。

長崎県の衰退の原因は、県議会が長崎県の希望や夢を引き寄せるための、戦いの姿になっていないことではないのかと思う。毎年繰り返される知事の所信表明を実現するためにも、県議会の姿勢が問われているのではないのかと思う。

県議会の戦う姿が、知事の所信表明の内容を変えていくはずだと思う。県民がワクワクするような新年度の予算にするためにも、県議会が率先して人口流出対策や県民所得向上対策等に対する、活発な議論を行われなければならないと思う。
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by magome2007 | 2015-02-24 07:05

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