水産業のソフト事業に予算を   

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新上五島町になる前の各町においては、それぞれに水産業の取り組みに違いがあって、トップリーダーの皆さんは必死になって水産振興に汗流していた。しかし、合併後は水産振興は名ばかりで、どこの漁港も漁船の数は減少し人までいないくなってしまった。

島の基幹産業を育てることには消極的で、時間稼ぎをされているのではと思うほど、問題も課題も先送りされているようでもある。それぞれの漁協の水産振興に関する政策にまとまりがなく、漁民の所得向上に取り組む姿が見えにくいことも原因なのかもしれない。

このようなことが問題先送りすることにつながっていったのではと思う。共通する問題は資源回復だといったことで、漁礁の投入については全員一致で推進してきている。島の周りには数多くの大型漁礁が投入されており、漁民の所得向上と後継者対策に効果が出ているのか納得できる説明はない。

これまで漁礁の周りで漁獲が増えたといったことは聞かされたことはあるが、水産業全体の衰退から漁礁効果はどうなのか、本当に水産振興のためなのか改めて検証作業をすべきではないのかと思う。多くの土木事業が水産振興予算で行われ、水産業復活に貢献していると思ってしまう。

もっと港に水揚げされた魚介類の付加価値を高める水産加工業を拡大することに、水産予算を使うべきであり、商品開発や研究に漁礁の数パーセント程度でも活用できないのかと思う。特に大型漁礁には補助金も多く使い勝手のいい内容になっている。

漁礁の数が多くなって漁船の数が少なくなっていく姿には、関係者の皆さんは不思議に思うことはないのか、それに片方では資源が枯渇しているから水産は衰退していくんだといった声もあるのに、漁礁予算だけはしっかりと消化されているが、漁港に活気は戻ってこない。

漁礁の管理や調査には取り組まれているのか、投入するときの厳しさや検査には行政の目は鋭いが、投入後の行政の対応の話は聞くことがない。本当に漁民のためになっている効果を確認できることであれば、島の漁民の中に漁礁投入のいい話があってもいいのにと思う。

参考資料

産業が輝く長崎県の予算
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by magome2007 | 2015-03-21 06:55

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