これでいいのか統一地方選(2)   

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これまで県議選を5回戦ってきたのは全て草の根選挙であり、選挙区内のほぼ全世帯を回ってきている。今回はその中でも最も多く回っており、様々なことを考えさせられてきた。高齢化や学校統廃合の影響など、多くの町民の皆さんから厳しい指摘を受けてきた。

以前ほど草の根選挙で戦う候補者の姿は少なくなっており、多くの皆さんが組織型の選挙を行っている。地方創生が叫ばれても組織型の選挙では、人口減少対策も高齢化対策も行政の企画立案を中心に進めることしかできないのではと思う。

そのような方法が現在のような人口減少をもたらし、限界集落を全国津々浦々に誕生させ子供の姿を消し去ってしまったのである。選挙は、このように衰退する地域の転換を促す方法でもあり、それぞれの故郷の未来に最も大きい影響が出てくるのである。

地方議会の選挙に国会議員が出てきて話すことはあっても、内容が下請け機関のようなことでは全ての選挙が国会議員のための選挙でしかない。このような組織型選挙によって地方が衰退し、消滅自治体を誕生させてしまったのである。特に我が故郷の新上五島町は全国一の人口減少自治体である。

新上五島町の周りの島である小値賀町や宇久島、平島などより急激な人口減少が予測されている中での選挙を迎えるのに、一向に気にすることなく大型公共事業に群がる姿には、島の未来図は見えてこないばかりか、今頑張っている産業まで衰退させてしまうのではないのかと不安になってしまう。

税収の少ない自治体が知恵を出すこともせずに、人口減少を叫んでも響くことはなく、金を求めてさまよう浮遊民のような姿ではなかろうかと思う。島の厳しい生活の中でみんなで知恵を出し合って生活してきた島の歴史を思い出すべきではないのかと思う。

島の歴史の中に活きている多くの先人たちの知恵に学ぶべきであり、人口減少高齢社会の荒波を乗り越えることは容易ではない。そのことを最もよく知っていなければならない立場の皆さんが、目先のことばかり叫び続けている姿に、20年、30年後の故郷の未来を描くことができない。
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by magome2007 | 2015-03-27 06:07

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