地方議会は学芸会なのか   

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今日の毎日新聞の風知草に「地方議員の選び方」といったタイトルで、地方議会の現状を詳しく書いている。書かれている内容は間違いなく、長崎県議会においても同じことが行われている。一般質問について県庁職員に原稿を丸ごと書いてもらうことがごく普通に行われている。

職員が質問と答弁書を書いたものを、議員が原稿を間違いないように読み部局長がまた同じように原稿を読むのですから、学芸会と言われることもよく理解できるのである。このことをはっきり話された知事たちは、議会の改革や議員の意識改革が必要だと言われている。

今回の統一地方選において地方創生や人口減少対策など、候補者が現場を歩かなければ語ることが非常に厳しい分野を避ける傾向が多い。このような候補者の取り組みでは地方創生も人口減少対策も期待することができない。もっと議会サイドから提案すべき分野であることは間違いない。

地方の自主性を重視した新交付金事業においても似たようなことが行われている。全国の90パーセント以上の自治体で地域での特典付き商品券が発行されているのである。我が長崎県は1年前から「しまとく通貨」といった商品券を発行しており、県内の離島において活用されている。

主に利用されているのは県外からの離島観光客の皆さんに使っていただいている。おかげで観光客の増加が期待されているとの説明がされている。全国の活用についても似たりよったりで、俗にいう金太郎飴の類ではなかろうかと思う。

それにもう一つ、自治体の創意工夫を活かすと言っている国際観光推進については、全国的に無線ランの環境整備に取り組まれている自治体が多く、まさに横並びのオンパレードの連続であり、このようなことだと国が政策として取り組めば済むことである。

地方の独自性を求める政府がこれでいいのかと思うのだが、人口減少対策や高齢社会対策、雇用対策などは地方が本当に汗流して企画立案しなければ、完全に消滅していくだけの自治体が次から次に出てくるのである。今回の統一地方選の問いかけは非常に大きいのである。

議会も行政も社会の変化にしっかり対応するためには、現場を歩き多くの皆さんのお知恵を頂くことが最善の方法ではないのかと思う。知事選や市長選が先行して行われているが、今週の金曜日には県議会議員の選挙がスタートする。ぜひ学芸会の地方議会を卒業させるべきである。

参考資料

「機能不全の地方議会」
風知草:地方議員の選び方
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by magome2007 | 2015-03-30 05:52

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