これが合併効果なのか   

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故郷の上五島は、5つの町が10年まえに合併をすることによって、新しい町として新上五島町が誕生したのである。当初は、色んなことに取り組まれ、多くの町民は少しは良くなるのではと期待をされていたのではなかったのかと思う。

ところが、期待をされていたこととは逆のマイナス効果を見せ始め、人口激減、雇用の場の減少、若者たちは故郷を後に島外へと出ていってしまった。毎年、流出する若者たち、新しい命の誕生は毎年減少を初め、今では100人以下になってしまった。

これでも取り組みを大きく変えることもなく、衰退する故郷として全国から注目されるようになってきている。高齢化する町内の集落の維持機能は、さらに厳しさを増し空き家の増加や、集落のコミュニティまで崩壊してしまったところもある。

ところが合併効果を独り占めにしている分野があり、思うように町の予算を自由に使っているのである。合併前は、それぞれの町の公共事業は、町内の企業にといったことで、島全体の公共事業は国や県の事業だけであった。

合併後は、規制が外れ町内の工事は国や県の工事と同じように、入札に参加できるようになってしまった。ここから町の衰退が始まるのであり、まちのトップリーダーまでもが公共事業の配分を行うことが使命だと思うようになってしまった。

今では、主要な業者によって工事内容は決定され、全ての工事が指名競争入札によって行われ、官製談合が疑われるような全国でも最低の取り組みが行われている。貴重な投資的経費は公共事業に消えてしまって、雇用の場の創出は圏外へ消えてしまった。

最も重要な雇用創出に必死になって取り組まなければならないのに、公共事業予算によって島が良くなっているといったことを、これでもかといった取り組みで多くの町民に刷り込ませてきている。これが全国一の人口減少の町の姿である。
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by magome2007 | 2015-04-15 05:35

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