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若い人の姿が見えない   

■先月29日から九州内の頑張っている地域をのぞいて見たんです。共通していることは、どこも若い皆さんが頑張っていることなんです。地域をよくするために、事業を伸ばすためにどうすべきかといったことなどについても、若い人達が仲間を集めて頑張っています。

■長崎県内でも元気のいい地域においては、若い人達が頑張っていることは共通していることなんですが、若年層の流出の影響が確実に見え始めているような気がします。50歳過ぎている人達が次の世代に対して、しっかりと育てる環境を作ってこなかったこともあるようです。

■長崎県を代表する経済団体のトップ人事を見ると一目瞭然であります。他所の県においては何々工業会などを作って産業政策をしっかりと考えています。製造分野においても分野ごとのネットワークができており、若い世代を育てていこうといった意欲が感じられるのです。

■長崎県内においては、若い世代が流出している現実が長いこと続いているのに、未だに流出防止策が効果を出せないでいることを誰も責任を感じないところに、長崎県の最も大きい問題が隠されているのではと思う。

■若い皆さんが進学や就職で県外に出て行くことが、長崎県にとっては普通の現象であって、これが他県においては異常な現象だと捉えてきたところはしっかりとした産業政策が効果を出し始めている。どこに違いがあったのか、それは、次の世代のことをしっかりと考えているところではないのかと思う。

■そのような環境の中で、若い世代の皆さんが必死になって頑張っているのではと思う。話していて感じることは行政に対する厳しい見方であって、それぞれの地域の未来に対する考え方が行政よりはしっかりしていると感じたのは私だけではないと思う。

by magome2007 | 2007-11-02 07:23 | Trackback | Comments(0)

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