2015年 01月 22日 ( 1 )   

集落の未来   

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島の中(新上五島町)には廃校になった校舎や保育園があっちこっちに見られ、人口減少の爪痕が生々しく残されている。当時を知る人たちと話をすれば、小学校や中学校の輝いていた姿を教えてくれるのである。最後はやっぱりどこも雇用の問題にいきついてしまう。

昨日も、バス停の待合室で地元の人達といろんな話をさせていただいた。この集落は毎年10人前後の人がお亡くなりになっており、80歳過ぎの人も多く、このままいけば10数年後は、わずかな人しか残らない計算になってしまうと話されていた。

若いときに故郷出て行って10数年前に故郷に帰ってきて思うことは、どんなに小さくても働く場を作るべきだったと言っていました。製造業や加工業など、誰か小さくてもいいから立ち上げてくれてたらよかったのに、雇用の場が生まれることがなかった。

島には、これまでも企業誘致に40数年前から取り組んできたのだが、ことごとく撤退に追い込まれてきた苦い歴史がある。それは県内の離島に共通することであり、雇用創出がいかに厳しい課題であるのかを教えてくれているのではなかろうかと思う。

唯一、公共事業だけが生き延びているが、公共事業全盛の時ですら違う分野の雇用の場を作らなければ島の発展は厳しくなると指摘されていた人もいた。私も県議になる前に直接話を聞くこともあったのに、今のような現状を思い浮かべることができなかった。

当時は、まだ遠洋旋網の全盛時代の時であり、新築の家が毎月建設されていた島の経済絶好調の時でもあった。今では、遠洋旋網も当時の10分の一以下になってしまっており、島の経済は厳しさを増している。その中にあって、定置網漁業の復活は島の経済の最後の切り札ではないのかと思う。

空家も年々増え続け、その予備軍も多く、集落の抱える大きな問題になってしまっている。このような現状を変えるためにも、あらゆる努力を惜しむことなく、可能性ある取り組みには全力で当たる決意である。港湾や漁港も空き、埋め立て地の有効活用も考えられるのである。

現在、様々な雇用のモデルケースが協議されており、若者の定住促進に結び付くようなことにならないかと真剣な話し合いが行われている。その中にいくつか提案もさせていただいているが、仲間たちの強力な応援もいただいている。

参考資料
地方中小都市における過疎化の一研究
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by magome2007 | 2015-01-22 06:02