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子供たちの思いに応えたい(3)   

【毎日小学生新聞】続ゆうだい君の手紙:/下 東電と原発、キミはどう思う?(その1)
 ◇全国(ぜんこく)の読者(どくしゃ)から反響(はんきょう)
 ゆうだい君(くん)(東京都(とうきょうと)・小(しょう)6)の手紙(てがみ)をクラス全員(ぜんいん)で読(よ)み、学級(がっきゅう)で意見(いけん)をまとめてくれた学校(がっこう)もあります。今回(こんかい)は、東京学芸大学付属小金井小(とうきょうがくげいだいがくふぞくこがねいしょう)6年(ねん)2組(くみ)と、神奈川県横浜市立汲沢小(かながわけんよこはましりつぐみさわしょう)6年(ねん)2組(くみ)の手紙(てがみ)の一部(いちぶ)を紹介(しょうかい)します。
 ◆東京学芸大学付属(とうきょうがくげいだいがくふぞく)小金井小(こがねいしょう)6年(ねん)2組(くみ)
 ◇命(いのち)と電気(でんき)のどちらが大切(たいせつ)か
 ●母(はは)は経済産業省(けいざいさんぎょうしょう)の職員(しょくいん)
 僕(ぼく)はゆうだい君(くん)の意見(いけん)に一番共感(いちばんきょうかん)を覚(おぼ)えた。なぜなら、僕(ぼく)の母(はは)は経済産業省(けいざいさんぎょうしょう)に勤(つと)めているからだ。原発事故(げんぱつじこ)の問題(もんだい)では、東京電力(とうきょうでんりょく)だけでなく経産省(きょうさんしょう)も批判(ひはん)されている。母(はは)も加害者(かがいしゃ)という意識(いしき)が強(つよ)く、とても申(もう)し訳(わけ)ないと思(おも)っているようだ。
 確(たし)かに、国(くに)や東電(とうでん)の責任(せきにん)も大(おお)きいが、電気(でんき)を日々(ひび)の生活(せいかつ)で大量(たいりょう)に使(つか)っている国民全員(こくみんぜんいん)、いや世界全体(せかいぜんたい)の責任(せきにん)でもあると主張(しゅちょう)したい。
 僕(ぼく)は原子力発電(げんしりょくはつでん)は二度(にど)としてはならないと思(おも)っている。国(くに)と東電(とうでん)は世界(せかい)と協力(きょうりょく)しながら、再生可能(さいせいかのう)エネルギーだけで皆(みな)が生活(せいかつ)できるように政策(せいさく)をとっていくべきだ。一方(いっぽう)で、電気(でんき)を使(つか)う僕(ぼく)たちは、少(すこ)しでも電気(でんき)を使(つか)わなくても済(す)むように努力(どりょく)して、生活様式(せいかつようしき)を変(か)えていくべきだ。(K・H君(くん))
 ●東電(とうでん)の体質(たいしつ)が悪(わる)い
 (原発(げんぱつ)の管理(かんり)についての)長年(ながねん)にわたる認識(にんしき)の甘(あま)さは、東電(とうでん)の社長(しゃちょう)が悪(わる)いのでしょうか。もちろん、社長(しゃちょう)は東電(とうでん)の責任者(せきにんしゃ)であり、管理(かんり)を強化(きょうか)する命令(めいれい)を下(くだ)さなかったりと、悪(わる)い点(てん)もあります。でも、実(じつ)は東電(とうでん)の社員(しゃいん)も、安定(あんてい)した地位(ちい)に甘(あま)えているんじゃないかと思(おも)うのです。
 東電(とうでん)の社員(しゃいん)の仕事(しごと)は主(おも)に設備(せつび)の管理(かんり)で、実際(じっさい)の作業(さぎょう)は下請(したう)けの業者(ぎょうしゃ)がやっているそうです。原発事故(げんぱつじこ)の処理(しょり)にあたっているのも大部分(だいぶぶん)は下請(したう)けの人(ひと)たち。それでいて、東電(とうでん)の社員(しゃいん)は高(たか)い給料(きゅうりょう)をもらっていると聞(き)きました。とすると、社長(しゃちょう)だけの問題(もんだい)ではなく、東電全体(とうでんぜんたい)の体質(たいしつ)がいけないのだと私(わたし)は思(おも)います。(O・Mさん)
 ●日本(にっぽん)の大人(おとな)たちの責任(せきにん)
 ゆうだい君(くん)はみんなが無責任(むせきにん)だと言(い)っていますが、わたしはみんなに責任(せきにん)があるとは思(おも)いません。なぜなら、私(わたし)たち子(こ)どもが「原子力発電反対(げんしりょくはつでんはんたい)」だと言(い)うことはなかなかできません。
 だから、私(わたし)は造(つく)ろうと言(い)った東電(とうでん)の社長(しゃちょう)やそれに賛成(さんせい)した社員(しゃいん)と政府(せいふ)、原発(げんぱつ)ができることを知(し)っていた日本(にっぽん)の大人(おとな)たちの責任(せきにん)だと思(おも)います。(T・Kさん)
 ●電気(でんき)は必要(ひつよう)だけど…
 (原発(げんぱつ)を造(つく)るという)人(ひと)の命(いのち)にかかわる大切(たいせつ)な選択(せんたく)を簡単(かんたん)にくだしたのは政府(せいふ)、そして、東電(とうでん)です。いくら電気(でんき)が必要(ひつよう)だといっても、人(ひと)の命(いのち)と電気(でんき)のどちらが大切(たいせつ)だというのでしょうか?
 もし、何(なに)か事故(じこ)が起(お)きたら、お金(かね)で払(はら)えばいいんだからなどと簡単(かんたん)に考(かんが)えていたから、おせん水(すい)を海(うみ)に流(なが)すというわけのわからないことをしてしまったのです。だから、東電(とうでん)は人々(ひとびと)のことを考(かんが)えているのかなどと言(い)われるのです。(N・Kさん)
 ●国民(こくみん)も、政府(せいふ)も、東電(とうでん)も悪(わる)い
 ぼくはみんながそれぞれ悪(わる)いと思(おも)います。まず国民(こくみん)は、自分(じぶん)たちが電気(でんき)をむだづかいしていたのに、「原子力発電(げんしりょくはつでん)をなくせ」と言(い)っています。ずっと原発(げんぱつ)の電気(でんき)を使(つか)っていたのに、危険(きけん)になったとたんに態度(たいど)を変(か)えるのは、自分勝手(じぶんかって)だと思(おも)います。
 次(つぎ)は東電(とうでん)です。今回(こんかい)の地震(じしん)が限度(げんど)を超(こ)えてしまったのは仕方(しかた)ないけれど、それを国民(こくみん)に言(い)わず、「平気(へいき)だと思(おも)いますが」とごまかすのはいけないと思(おも)います。そして、政府(せいふ)です。原発(げんぱつ)を進(すす)めたのに、東電(とうでん)ばかりを責(せ)めているのでいけないと思(おも)います。(T・N君(くん))=2面(めん)につづく
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 「ゆうだい君(くん)の手紙(てがみ)」を読(よ)んだみなさんがたくさんの手紙(てがみ)を送(おく)ってくれたため、ゆうだい君(くん)が望(のぞ)んでいた「みんなで話(はな)し合(あ)う」ことが紙面(しめん)を通(とお)してできました。意見(いけん)はさまざまでしたが、共通(きょうつう)しているのはこれまでにない節電(せつでん)の大切(たいせつ)さです。
 みなさんはどうやって節電(せつでん)に取(と)り組(く)みますか? 国(くに)や社会(しゃかい)としては、どんな方法(ほうほう)が効果的(こうかてき)だと思(おも)いますか? あるいは社会(しゃかい)の問題点(もんだいてん)はどこにあるのでしょうか。
 引(ひ)き続(つづ)き、家族(かぞく)や友達(ともだち)と話(はな)し合(あ)ってみてください。自分(じぶん)なりの意見(いけん)をまとめ、住所(じゅうしょ)、名前(なまえ)(読(よ)み方(かた)も)、学校名(がっこうめい)、学年(がくねん)を書(か)いて編集部(へんしゅうぶ)に送(おく)ってください。紙面(しめん)で意見(いけん)を紹介(しょうかい)します。
 〒100ー8051(住所不要(じゅうしょふよう))
  毎日小学生新聞(まいにちしょうがくせいしんぶん) 「私(わたし)の節電宣言(せつでんせんげん)」係(がかり)
毎日小学生新聞 2011年6月21日
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by magome2007 | 2011-06-24 10:10

子供たちの思いに応えたい(2)   

【毎日小学生新聞】ゆうだい君の手紙:/中 東電と原発、キミはどう思う?(その1)
 昨日(さくじつ)に引(ひ)き続(つづ)き、毎小編集部(まいしょうへんしゅうぶ)に届(とど)いたゆうだい君(くん)(東京都(とうきょうと)・小(しょう)6)の手紙(てがみ)を読(よ)んだ全国(ぜんこく)の読者(どくしゃ)の意見(いけん)を紹介(しょうかい)します。
 ◇具体例(ぐたいれい)をあげて反対(はんたい)・賛成(さんせい)を
 ●福島(ふくしま)にあることが、おかしい
 事故(じこ)のことを聞(き)いてから、私(わたし)は正直(しょうじき)おかしいと思(おも)いました。東京(とうきょう)の人(ひと)たちが使(つか)う電気(でんき)を、福島(ふくしま)でつくっている。そのせいで、福島(ふくしま)の人(ひと)たちは、被害(ひがい)を受(う)けている。地震(じしん)が起(お)こるのは、誰(だれ)にも止(と)められないから文句(もんく)は言(い)えませんが、福島(ふくしま)に東電(とうでん)の発電所(はつでんしょ)があるのは、私(わたし)はおかしいと思(おも)います。
 ゆうだい君(くん)の言(い)っている通(とお)り、おそくまでパチンコなどのゲームをしたり、ムダな電気(でんき)を使(つか)ったりしなければ、たくさん電気(でんき)を使(つか)わなくてすむのです。
 私(わたし)がよく行(い)く美容院(びよういん)の美容師(びようし)さんは、こう言(い)っていました。「夜(よる)は暗(くら)いもの。昼間(ひるま)のように明(あか)るくして遊(あそ)ぶのではなく、夜(よる)は家(いえ)で寝(ね)るんだよ」と。
 私(わたし)も、節電(せつでん)を心(こころ)がけています。学校(がっこう)の友(とも)だちも協力(きょうりょく)しています。だから、大人(おとな)の人(ひと)たちも、協力(きょうりょく)してほしいです。(岐阜県岐阜市(ぎふけんぎふし) K・Nさん 中(ちゅう)1)
 ●日本人(にっぽんじん)がまとまるチャンス
 私(わたし)は別(べつ)に、東電(とうでん)をひいきにしているわけでもなく、反原発(はんげんぱつ)と思(おも)っている人(ひと)の味方(みかた)というわけでもありません。ただ私(わたし)が望(のぞ)むのは、地(じ)しんで家(いえ)をなくした人(ひと)や、家族(かぞく)、友人(ゆうじん)、親(しん)せきを失(うしな)い、つらい人(ひと)などが、また笑顔(えがお)でくらせる日(ひ)がくることです。
 個人的(こじんてき)な意見(いけん)を言(い)うと、「原発(げんぱつ)はやめるべきだ」という意見(いけん)は、原発(げんぱつ)をひていしているだけで、これからどうやって電気(でんき)をつくるのかなど、もし原発(げんぱつ)をすべて止(と)めたときの具体的(ぐたいてき)な方法(ほうほう)などがありません。私(わたし)は、それがなっとくいかないのです。
 政治(せいじ)でも「○○は中止(ちゅうし)すべきだ」「××はじにんしろ!」というようなことはよく聞(き)きます。それなら、「○○を中止(ちゅうし)にしたあとに、□□を代(か)わりに使(つか)ったほうがよい」、こちらのほうが「うーん」となりませんか? 「なるほど!」と思(おも)いませんか? 私(わたし)は具体的(ぐたいてき)な例(れい)をあげた上(うえ)で反対(はんたい)・賛成(さんせい)をしてもらいたいです。
 今(いま)、日本(にっぽん)は最大(さいだい)の危機(きき)におちいっています。私(わたし)はプラスに考(かんが)えました。今(いま)は、日本人同(にっぽんじんどう)しが、世界(せかい)がつながる、まとまるチャンスです!(群馬県桐生市(ぐんまけんきりゅうし) ペンネーム・ありすさん)
 ●原発(げんぱつ)だって温暖化(おんだんか)につながる
 ぼくは、ゆうだい君(くん)の手紙(てがみ)のほとんどが正(ただ)しいと思(おも)います。しかし、「原発(げんぱつ)を造(つく)らなければならなかったのは、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)を防(ふせ)ぐため」というのはおかしいと思(おも)います。
 たしかに原発(げんぱつ)なら二酸化炭素(にさんかたんそ)は出(で)ません。しかし、原発(げんぱつ)のタービン建(た)て屋(や)の中(なか)では、燃料(ねんりょう)ぼうをくぐらせた熱湯(ねっとう)を海水(かいすい)で冷(ひ)やし、海水(かいすい)をそのまま海(うみ)にもどしています。これでは、ただ海(うみ)をあたためているだけだというのが僕(ぼく)の意見(いけん)です。(東京都杉並区(とうきょうとすぎなみく) S・Z君(くん))
 ●被災者(ひさいしゃ)の気持(きも)ちを
 ひさいしゃの人(ひと)の気(き)もちもかんがえてほしい。でも、学校(がっこう)で「あのじこをおこしたげんしりょくはつでんしょではたらいていたお父(とう)さんの子(こ)どもやでー」とか言(い)っている人(ひと)がいたらゆるせない。(大阪府堺市(おおさかふさかいし) U・T君(くん) 小(しょう)2)
 ●原子力(げんしりょく)にたよりすぎ
 ゆうだい君(くん)の意見(いけん)にとても感心(かんしん)し、説(せっ)とく力(りょく)があると思(おも)いました。しかし、やはりぼくは東電(とうでん)には反対(はんたい)です。東電(とうでん)は、わざわざきけんな原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)をつくり、がんがん動(うご)かし、きけんを背負(せお)いながら動(うご)かしています。なので、つ波(なみ)がくるとこわれて、今(いま)のように、人(ひと)に害(がい)をあたえます。それにくらべて、火力発電(かりょくはつでん)、水力発電(すいりょくはつでん)、風力発電(ふうりょくはつでん)などは原子力発電(げんしりょくはつでん)にくらべ、事故(じこ)はありません。やはり東電(とうでん)、日本(にっぽん)は、原子力発電(げんしりょくはつでん)にたよりすぎです。火力(かりょく)、風力(ふうりょく)、水力(すいりょく)に信(しん)らいを置(お)き、どんどん使(つか)っていけば、発電所(はつでんしょ)はより安全(あんぜん)になり、事故(じこ)はなくなるはずです。
 もう一(ひと)つ、市民(しみん)の電気(でんき)の使(つか)いかたは、一日(いちにち)のテンポを早(はや)くすれば、朝(あさ)は電気(でんき)をつかわず、夜早(よるはや)くねれば、かなり電気(でんき)をつかわなくてすむと思(おも)います。やはり、一人一人(ひとりひとり)の心(こころ)がけが大切(たいせつ)だと思(おも)います。(神奈川県相模原市(かながわけんさがみはらし) I・K君(くん) 小(しょう)5)
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by magome2007 | 2011-06-24 10:08

子供たちの思いに応えたい。   

【毎日小学生新聞】に記事です。ゆうだい君の手紙:/上 東電と原発、キミはどう思う?(その1)
 5月(がつ)18日(にち)の毎小(まいしょう)で、東京電力(とうきょうでんりょく)につとめる父親(ちちおや)を持(も)つゆうだい君(くん)(東京都(とうきょうと)・小(しょう)6)の手紙(てがみ)を紹介(しょうかい)しました。「原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)を造(つく)ったのは、東電(とうでん)を含(ふく)み、みんなであると言(い)える」「(原発(げんぱつ)について)みんなで話(はな)し合(あ)って決(き)めるべきなのです」と、福島第(ふくしまだい)1原発事故(げんぱつじこ)の責任(せきにん)を東電(とうでん)だけに負(お)わせようとする世論(よろん)や、大量(たいりょう)の電気(でんき)を消費(しょうひ)する日本人(にっぽんじん)の生活(せいかつ)に疑問(ぎもん)を投(な)げかける内容(ないよう)でした。この手紙(てがみ)を読(よ)んだ全国(ぜんこく)の読者(どくしゃ)から、さまざまな意見(いけん)が編集部(へんしゅうぶ)に届(とど)きました。その一部(いちぶ)を紹介(しょうかい)します。(ゆうだい君(くん)の手紙(てがみ)は2面(めん)に再掲(さいけい)しています)

 ◇全国(ぜんこく)の読者(どくしゃ)から反響(はんきょう)、批判(ひはん)されてもプロとして力発揮(ちからはっき)を
 ●大変(たいへん)なのは東電(とうでん)だけじゃない
 ゆうだい君(くん)の「みんなで考(かんが)える」といういう意見(いけん)には大賛成(だいさんせい)です。でも、東電(とうでん)の社員(しゃいん)ばかりに責任(せきにん)はないと言(い)いたいようなゆうだい君(くん)の考(かんが)え方(かた)は甘(あま)いと思(おも)います。
 原子力(げんしりょく)をやめて、新(しん)エネルギーを開発(かいはつ)していく方向性(ほうこうせい)はもっと実行(じっこう)してほしいし、日本人(にっぽんじん)のぜいたくな生活(せいかつ)を変(か)えていくことも必要(ひつよう)です。しかし、全国(ぜんこく)の原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)を縮小(しゅくしょう)、もしくは廃止(はいし)するのであれば、ゆうだい君(くん)のお父(とう)さんを含(ふく)む、多(おお)くの人(ひと)が失業(しつぎょう)してしまうことになるでしょう。今(いま)の東電(とうでん)の一挙一動(いっきょいちどう)が今後(こんご)の日本(にっぽん)の原子力発電(げんしりょくはつでん)の在(あ)り方(かた)を決定(けってい)づけていくのです。
ゆうだい君(くん)のお父(とう)さんや東電(とうでん)の社員(しゃいん)は、職務(しょくむ)を全(まっと)うすべくプロ意識(いしき)を持(も)って行動(こうどう)するのは、当然(とうぜん)だと思(おも)います。
 僕(ぼく)の父(ちち)は、国家公務員(こっかこうむいん)です。東電(とうでん)だけでなく、仙台空港(せんだいくうこう)、福島空港(ふくしまくうこう)などの航空局(こうくうきょく)、海上保安庁(かいじょうほあんちょう)などで働(はたら)く国家公務員(こっかこうむいん)も命(いのち)がけで職務(しょくむ)を全(まっと)うしているのです。父(ちち)は自分(じぶん)の仕事(しごと)に誇(ほこ)りを持(も)っています。ゆうだい君(くん)のお父(とう)さんもそうでしょう。少(すこ)しくらいマスコミや評論家(ひょうろんか)に批判(ひはん)されても(その人(ひと)たちの仕事(しごと)はそういうものです)、自信(じしん)をもって、持(も)てる力(ちから)を発揮(はっき)してほしいです。大変(たいへん)なのは東電(とうでん)の人(ひと)ばかりではないのです。
 僕(ぼく)たちは、毎日勉強(まいにちべんきょう)できる環境(かんきょう)、毎小(まいしょう)を購読(こうどく)できることに感謝(かんしゃ)して、今僕(いまぼく)たちにできることを精(せい)いっぱいやって、いつか日本(にっぽん)の役(やく)に立(た)つ大人(おとな)になりましょう。(北海道稚内市(ほっかいどうわっかないし) O・N君(くん) 小(しょう)6)
 ●東電(とうでん)だけが悪(わる)いんじゃない
 私(わたし)はゆうだい君(くん)の手紙(てがみ)をよんで、涙(なみだ)がぽろぽろでてきました。ゆうだい君(くん)は、「たしかに、ほとんどは真実(しんじつ)です」と受(う)けとめています。私(わたし)だったら、真実(しんじつ)ですなんて受(う)けとめられません。
 東電(とうでん)の人々(ひとびと)は、危険(きけん)なのに一生(いっしょう)けん命(めい)がんばっている。人々(ひとびと)はその事(こと)を受(う)けとめていません。テレビや新聞(しんぶん)で、「東電(とうでん)が悪(わる)いんだ」といっただけで人々(ひとびと)は、東電(とうでん)が悪(わる)いと思(おも)いこみます。人間(にんげん)は、そういうところがだめだと思(おも)います。これから、家族(かぞく)や友達(ともだち)と原発(げんぱつ)について話(はな)し合(あ)いたいと思(おも)います。(T・Kさん)
●まずは、謝(あやま)るべきだ
 今(いま)、原発(げんぱつ)の事(こと)でいろいろなことがおこっている。東京電力(とうきょうでんりょく)は、自分(じぶん)の家(いえ)へ帰(かえ)れなくなってしまった人(ひと)たちに、頭(あたま)を下(さ)げて、「申(もう)しわけございませんでした」とあやまっていくのが普通(ふつう)だと思(おも)う。
 ゆうだい君(くん)の言(い)いたいことは、ものすごく伝(つた)わる。しかし、今(いま)はそんなことを言(い)わないで、日本全体(にっぽんぜんたい)が力(ちから)を合(あ)わせて、なしとげるべきではないか。もう一度(いちど)あえて東電(とうでん)に告(つ)ぐ。原発(げんぱつ)のせいで家(いえ)へ帰(かえ)れなくなった人(ひと)にしっかりとあやまるべきだ。(大阪府堺市(おおさかふさかいし) U・R君(くん) 小(しょう)5)
毎日小学生新聞 2011年5月30日
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by magome2007 | 2011-06-24 08:20

予算特別委員会を定例会ごと開催   

昨日の議運とそれに続く予算特別委員会の理事会で、定例会ごとの予算特別委員会の開催が決定された。毎回、総括質疑が行われるようになったことは、予算特別委員会の設置を考えていた時からの希望だった。

予算特別委員会の設置前の当初予算の審査は、それぞれの常任委員会ごとに分割で審査されていた。全体の予算を審査することもなく、総務委員会以外では歳入については全く議論されることはなかった。

そのような予算審査を行って議決されると、その時点で7千数百億円の予算が終わってしまうのである。新年度の予算が年度前の3月に議決して、その後は、予算書を見ることもなく終わるのがこれまでの流れであった。

このような予算審査を行っていたら事業効果や投資効果を議会でチェックするときがなく、後は、1年半後の決算審査を行うだけの流れであった。これでは経済対策や、農林漁業対策が思うような効果が発揮されているのか、予算の目的を常に確認することができなかった。

何とかして予算委員会を設置できないものかと思いながら、頑張ってみたが思うように協力者がいなくて苦戦の連続だった。それでも諦めることもなく、2年前に設置することができた。あとは予算委員会の機能を高めることだったが、これが自民党の分派騒動で思うより早くできてしまった。

今月開催される定例県議会から予算の総括質疑が行われることになり、追加される補正予算も含め当初予算の執行状況などについても質問できるようになった。委員会と予算委員会との違いは、委員会ではそれぞれの所管の範囲だけである。

一方、予算委員会では予算全体について質問できるだけでなく、知事を初め全ての部長に答弁を求めることができるのである。委員会の質疑と予算委員会における総括質疑との違いは当然あるべきであって、それぞれの議員の認識も問われるのである。

特に事業予算においては、どのような分析や議論が行われていたのか、投資効果や事業効果などについて常にチェックできるようになったことは非常に大きいと思う。これからも改善すべき点は協議しながら行うことで一致をみている。

県民のための予算が最大効果を発揮するためにも、我々議員が予算全体について常にチェックできる体制を作るべきだった。これが選挙後の初めての議会から行われることは、自民党の分派騒動の影響で、新たな連立会派誕生の効果でもある。
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by magome2007 | 2011-06-21 07:31

議会改革と県政改革   

議会改革と言ってすぐに思い出すことは、議員定数の削減や議員報酬の削減などではないかと思う。最近では議会基本条例に取り組まれている地方議会が多くなっているようです。議員定数の削減は、これまでの県議会の動きをみると削減すべきなのかとも思う。

これまでは県議会の過半数を占めていた自民党会派を中心に県議会が回っていた。このような県議会は行政側にとっては非常に都合のいいものであった。あらゆる議案がほぼ出来上がってしまってから議員に情報が流れてきていたのである。

いわゆる追認機関でしかなかったのである。このような議会では定数削減は当然であると思う。議員報酬においても同じことが言えるのである。追認機関の議会返上に取り組むことが重要であって、行政のための議会ではなく、県民のための議会にすべきである。

今回の県議会においては、選挙後に過半数会派の予想がされていた自民党会派が分裂をしたために、これまでのような追認議会から大きく舵を切ることができるのである。その意味では自民党会派から出ていった議員の皆さんは功労者でもある。追認議会の返上である。

これで議会改革は大きく前進することは確実である。追認議会のもう一つの顔は利権構造の顔であって、これが県政を大きく後退させ、長崎県の発展が作文や声だけで終わっていたのである。こっちの顔は残されているみたいで、監視が必要である。

ところで、これまでの県政における計画や事業などは行政側だけで行われ、結果報告だけが議員にされているのである。事業などの内容が決まってからの報告では、どうすることもできず追認議会を続けていくだけである。

県政の責任はどこにあるのかと言えば、最終的には議会の議決である。長崎県の将来が魅力あるものになっていくためには、行政の透明化が重要であり、議員の使命として長崎県の将来にかかわる計画や事業については当初からの情報開示を求め、郷土の将来に責任を持たなければならない。

そのためには、行政職の意識改革がより重要になっていくのである。議員活動も連日活発になっていくことであり、政策提案や条例制定など怒涛の勢いで取り組まなければならない。県政改革は、来月から本番を迎えるのである。
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by magome2007 | 2011-06-10 06:59

紀伊民報に「廃墟の撤去を可能に」の記事が。   

廃虚の撤去を可能に 県が景観支障防止条例案
和歌山県は、景観を悪化させている廃虚などを住民の要請を受けて所有者に撤去するよう命令できる条例案を14日開会の県議会6月定例会に提案する。施行は来年1月予定。新築ではなく現状の建物について規制し、命令を出せる制度は全国でも珍しいという。

 名称は「景観支障防止条例」。従来の景観条例などでは、新築や増築など新たな行為が規制の対象だったが、今回の条例ですでにある建物に対しても規制できるようにした。

 条例では、建物の外観が周辺に悪影響を及ぼさないように規制し、景観に支障を与える廃虚とならないよう維持保全するように所有者の責任を明確にする。

 破損や腐食の著しい建物については、当該建物の周辺住民が共同で所有者に除去や修繕を行わせるように知事に要請できる。景観審議会で要請を受けた建物の景観について検討した後、知事が所有者に対して撤去などの措置をするように勧告する。

 勧告を受け入れない場合は、一段と厳しい命令を行うことができる。命令にも従わず、公益に反していると認められた場合には、行政代執行による撤去などが行われる。

 条例が施行される以前から廃虚状態の建物についても、命令の対象になる。規制は、さかのぼって適用できないが、撤去することで生じる地価の上昇などを差し引いた上で、県が所有者に対して損失補償することで命令を可能にしている。

 県都市政策課によると、2008年度の調査で県内の空き家率は9・1%で、全国1位。県内にある建物の総数のうち約1割が空き家状態で、人口減少が進む中、適切な維持管理が課題となっていた。

http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=211894

昨年から選挙区をくまなく歩いていた時に空き家についてよく相談された。どこも空き家の隣には年老いた人が生活されており、台風などの時には心配で安心して生活ができないと話されていた。確かに、空き家も様々で、しっかり戸締りされている家もあって、台風が来ても大丈夫だといった空家もある。

一方で、長い期間放置されて随分傷みの激しい空家もあって、周りの皆さんにとって本当に心配だと思う。強い風が吹けば瓦など飛んでいきそうな空き家もあって、対応する方法はないものかと思い、関係者にも相談したがこれと言って方法がなかった。

特に、放置されている空き家には、道路沿いではないところが多く、解体に随分と高い費用がかかるのである。長崎県も和歌山県と同じように過疎の地区が毎年多くなっていることを考えると、このような条例を考えるべきだと思う。

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by magome2007 | 2011-06-08 07:25

県議会・県政改革特別委員会の設置について   

昨日、午後2時から開催された議会運営委員会において、臨時議会開催の提案が行われ協議の結果、8日の10時に臨時議会の開催が決定された。内容は原子力発電に係る安全対策強化を求める意見書について、県議会議員一致しての意見書提案の予定である。

原発の問題は長崎県だけでなく、佐賀県を中心に福岡県、それにEPZに関わる市や町の動きが、大震災後に活発になってきたことで、県民市民の関心が大きくなってきたことが、今回の臨時議会の開催になったのである。

県議会として県民の安全対策を議論していく中で、臨時議会の開催になったことはこれからの政策などの議論に大きく影響を与えるものと思われる。常に県民視点で県民のための県議会活動でなければならないと強く思う。

ところで議運の議題として、前回の議運で結論が出なかった、特別委員会の設置について2時間以上にわたって協議されたが、結局採決を8日の9時からの議運で行うことで決まった。自民党会派から出て行った14人の会派の皆さんが県政改革と一緒では賛成できないとのことだった。

他の会派の皆さんは賛成されたのですが、清風会だけがどうしても賛成できないとのことで、採決を先送りしてほしいとのことで、8日の議運の採決になったのである。明日の議運において賛成反対の採決によって結論が出るのであるが、このことは27日に始まる定例県議会においても行われるのである。

14人の新人議員から議長経験者までいる清風会がなぜ賛成できないのかが問われてくるのである。これまで大会派の中で決められていたことが、大会派消滅で様々な政策などの決定過程が透明化されていくものと思う。県民のための県議会に徐々に近づいていくことだけは間違いないと思う。

今回の特別委員会の設置について賛成反対に分かれたことは、それぞれの言い分を聞くことができることは非常に素晴らしいと思う。定例県議会において清風会の反対討論と我々の賛成討論を議場で行うことの意味は非常に大きいと思う。
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by magome2007 | 2011-06-07 16:12

議会改革に向かって   

来週の月曜日の2時に議会運営委員会の開催が予定されている。この日の議運は先月の議運で結論が出なかった議会・県政改革特別委員会の設置についての結果が出る予定になっている。提案した会派においては当然だと考えているが、どのような結論が出るものなのかちょっと気になるところである。

ところで、全国的に議会改革などについてはほとんどの地方議会が取り組まれているのに、長崎県議会においては会派内で協議しなければ結論を出すことができないことに、改革に対する問題意識のなさを強く感じるのである。

私が議運の委員長をしていた時に、予算特別委員会の設置を働きかけ、そのために議会改革に取り組まれている県議会の視察を行い、代表的な県議会はほとんど視察したことがあった。三重県議会をはじめ、九州内の福岡県議会や大分県議会などずいぶん参考にさせていただいた。

しかし、この時にも同じ会派の同志の皆さんの協力をいただくことができなかった。今回も同じような問題を抱えているのではと思われるところが見えるのである。会派の分裂によって同じ会派内にはいなくなったことが救いだといえるような気がする。

改革について現状維持を叫ぶ人たちにとっては、居心地のいい現状を変えることはリスクを招くことであって、認めるわけにはいかにのだろうと思う。一部の人たちのために利権構造を温存するためにも、議会改革や県政改革について同意できないものと思う。

今回の会派分裂騒動の水面下の動きを追うことによってそんな構図が見えてくるのである。これまでは自民党会派が過半数を維持することで、そんな水面下の動きが表面に出てくることはなかった。今回の会派分裂騒動によってこんなことまで浮かび上がってきたのである。

地方の自立を考えるとき、もっと早くこのような問題の処理をするべきだったと思う。長崎県が思うような経済成長も見えず、人口流出にも歯止めがかからなかったのは、このような動きでブレーキがかかっていたことは事実のようである。

これからの地方議会の在り方は県民のための地方議会であって、政党の理念もそれぞれの住民のための活動でなければならない。昨日行われた内閣不信任案も政党のためではなく、国民のためのものでなければならなかった。

議会改革において、最も大事なことは県民のための改革が目的であって、会派間の駆け引きのための改革ではない。6日の議運においてどのような結論が出てくるのか多くの県民の皆さんも関心持っていることと思う。
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by magome2007 | 2011-06-03 08:04