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予算特別委員会を定例会ごと開催   

昨日の議運とそれに続く予算特別委員会の理事会で、定例会ごとの予算特別委員会の開催が決定された。毎回、総括質疑が行われるようになったことは、予算特別委員会の設置を考えていた時からの希望だった。

予算特別委員会の設置前の当初予算の審査は、それぞれの常任委員会ごとに分割で審査されていた。全体の予算を審査することもなく、総務委員会以外では歳入については全く議論されることはなかった。

そのような予算審査を行って議決されると、その時点で7千数百億円の予算が終わってしまうのである。新年度の予算が年度前の3月に議決して、その後は、予算書を見ることもなく終わるのがこれまでの流れであった。

このような予算審査を行っていたら事業効果や投資効果を議会でチェックするときがなく、後は、1年半後の決算審査を行うだけの流れであった。これでは経済対策や、農林漁業対策が思うような効果が発揮されているのか、予算の目的を常に確認することができなかった。

何とかして予算委員会を設置できないものかと思いながら、頑張ってみたが思うように協力者がいなくて苦戦の連続だった。それでも諦めることもなく、2年前に設置することができた。あとは予算委員会の機能を高めることだったが、これが自民党の分派騒動で思うより早くできてしまった。

今月開催される定例県議会から予算の総括質疑が行われることになり、追加される補正予算も含め当初予算の執行状況などについても質問できるようになった。委員会と予算委員会との違いは、委員会ではそれぞれの所管の範囲だけである。

一方、予算委員会では予算全体について質問できるだけでなく、知事を初め全ての部長に答弁を求めることができるのである。委員会の質疑と予算委員会における総括質疑との違いは当然あるべきであって、それぞれの議員の認識も問われるのである。

特に事業予算においては、どのような分析や議論が行われていたのか、投資効果や事業効果などについて常にチェックできるようになったことは非常に大きいと思う。これからも改善すべき点は協議しながら行うことで一致をみている。

県民のための予算が最大効果を発揮するためにも、我々議員が予算全体について常にチェックできる体制を作るべきだった。これが選挙後の初めての議会から行われることは、自民党の分派騒動の影響で、新たな連立会派誕生の効果でもある。

by magome2007 | 2011-06-21 07:31 | Trackback | Comments(0)

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