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子供たちの思いに応えたい。   

【毎日小学生新聞】に記事です。ゆうだい君の手紙:/上 東電と原発、キミはどう思う?(その1)
 5月(がつ)18日(にち)の毎小(まいしょう)で、東京電力(とうきょうでんりょく)につとめる父親(ちちおや)を持(も)つゆうだい君(くん)(東京都(とうきょうと)・小(しょう)6)の手紙(てがみ)を紹介(しょうかい)しました。「原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)を造(つく)ったのは、東電(とうでん)を含(ふく)み、みんなであると言(い)える」「(原発(げんぱつ)について)みんなで話(はな)し合(あ)って決(き)めるべきなのです」と、福島第(ふくしまだい)1原発事故(げんぱつじこ)の責任(せきにん)を東電(とうでん)だけに負(お)わせようとする世論(よろん)や、大量(たいりょう)の電気(でんき)を消費(しょうひ)する日本人(にっぽんじん)の生活(せいかつ)に疑問(ぎもん)を投(な)げかける内容(ないよう)でした。この手紙(てがみ)を読(よ)んだ全国(ぜんこく)の読者(どくしゃ)から、さまざまな意見(いけん)が編集部(へんしゅうぶ)に届(とど)きました。その一部(いちぶ)を紹介(しょうかい)します。(ゆうだい君(くん)の手紙(てがみ)は2面(めん)に再掲(さいけい)しています)

 ◇全国(ぜんこく)の読者(どくしゃ)から反響(はんきょう)、批判(ひはん)されてもプロとして力発揮(ちからはっき)を
 ●大変(たいへん)なのは東電(とうでん)だけじゃない
 ゆうだい君(くん)の「みんなで考(かんが)える」といういう意見(いけん)には大賛成(だいさんせい)です。でも、東電(とうでん)の社員(しゃいん)ばかりに責任(せきにん)はないと言(い)いたいようなゆうだい君(くん)の考(かんが)え方(かた)は甘(あま)いと思(おも)います。
 原子力(げんしりょく)をやめて、新(しん)エネルギーを開発(かいはつ)していく方向性(ほうこうせい)はもっと実行(じっこう)してほしいし、日本人(にっぽんじん)のぜいたくな生活(せいかつ)を変(か)えていくことも必要(ひつよう)です。しかし、全国(ぜんこく)の原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)を縮小(しゅくしょう)、もしくは廃止(はいし)するのであれば、ゆうだい君(くん)のお父(とう)さんを含(ふく)む、多(おお)くの人(ひと)が失業(しつぎょう)してしまうことになるでしょう。今(いま)の東電(とうでん)の一挙一動(いっきょいちどう)が今後(こんご)の日本(にっぽん)の原子力発電(げんしりょくはつでん)の在(あ)り方(かた)を決定(けってい)づけていくのです。
ゆうだい君(くん)のお父(とう)さんや東電(とうでん)の社員(しゃいん)は、職務(しょくむ)を全(まっと)うすべくプロ意識(いしき)を持(も)って行動(こうどう)するのは、当然(とうぜん)だと思(おも)います。
 僕(ぼく)の父(ちち)は、国家公務員(こっかこうむいん)です。東電(とうでん)だけでなく、仙台空港(せんだいくうこう)、福島空港(ふくしまくうこう)などの航空局(こうくうきょく)、海上保安庁(かいじょうほあんちょう)などで働(はたら)く国家公務員(こっかこうむいん)も命(いのち)がけで職務(しょくむ)を全(まっと)うしているのです。父(ちち)は自分(じぶん)の仕事(しごと)に誇(ほこ)りを持(も)っています。ゆうだい君(くん)のお父(とう)さんもそうでしょう。少(すこ)しくらいマスコミや評論家(ひょうろんか)に批判(ひはん)されても(その人(ひと)たちの仕事(しごと)はそういうものです)、自信(じしん)をもって、持(も)てる力(ちから)を発揮(はっき)してほしいです。大変(たいへん)なのは東電(とうでん)の人(ひと)ばかりではないのです。
 僕(ぼく)たちは、毎日勉強(まいにちべんきょう)できる環境(かんきょう)、毎小(まいしょう)を購読(こうどく)できることに感謝(かんしゃ)して、今僕(いまぼく)たちにできることを精(せい)いっぱいやって、いつか日本(にっぽん)の役(やく)に立(た)つ大人(おとな)になりましょう。(北海道稚内市(ほっかいどうわっかないし) O・N君(くん) 小(しょう)6)
 ●東電(とうでん)だけが悪(わる)いんじゃない
 私(わたし)はゆうだい君(くん)の手紙(てがみ)をよんで、涙(なみだ)がぽろぽろでてきました。ゆうだい君(くん)は、「たしかに、ほとんどは真実(しんじつ)です」と受(う)けとめています。私(わたし)だったら、真実(しんじつ)ですなんて受(う)けとめられません。
 東電(とうでん)の人々(ひとびと)は、危険(きけん)なのに一生(いっしょう)けん命(めい)がんばっている。人々(ひとびと)はその事(こと)を受(う)けとめていません。テレビや新聞(しんぶん)で、「東電(とうでん)が悪(わる)いんだ」といっただけで人々(ひとびと)は、東電(とうでん)が悪(わる)いと思(おも)いこみます。人間(にんげん)は、そういうところがだめだと思(おも)います。これから、家族(かぞく)や友達(ともだち)と原発(げんぱつ)について話(はな)し合(あ)いたいと思(おも)います。(T・Kさん)
●まずは、謝(あやま)るべきだ
 今(いま)、原発(げんぱつ)の事(こと)でいろいろなことがおこっている。東京電力(とうきょうでんりょく)は、自分(じぶん)の家(いえ)へ帰(かえ)れなくなってしまった人(ひと)たちに、頭(あたま)を下(さ)げて、「申(もう)しわけございませんでした」とあやまっていくのが普通(ふつう)だと思(おも)う。
 ゆうだい君(くん)の言(い)いたいことは、ものすごく伝(つた)わる。しかし、今(いま)はそんなことを言(い)わないで、日本全体(にっぽんぜんたい)が力(ちから)を合(あ)わせて、なしとげるべきではないか。もう一度(いちど)あえて東電(とうでん)に告(つ)ぐ。原発(げんぱつ)のせいで家(いえ)へ帰(かえ)れなくなった人(ひと)にしっかりとあやまるべきだ。(大阪府堺市(おおさかふさかいし) U・R君(くん) 小(しょう)5)
毎日小学生新聞 2011年5月30日

by magome2007 | 2011-06-24 08:20 | Trackback | Comments(0)

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