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議会構成決定のプロセス   

5月7日から今日までの日程で行われている、全員協議会の行方が混沌としている。世話人会は一年間の議会の構成を決めるための協議会なのだが、それぞれに思いがあって調整に手間取ることがパターン化されてしまっている。

それは会派内部のことであったり、会派間の調整だったりで毎回違う内容による調整に時間を要してしまう。ところがここ2年間は、最大会派がいなくなって拮抗する議会が誕生したことで、これまでの調整と違うことの認識のズレが大きい。

議会改革に取り組まれていることの意味を理解されている議員が少なく、議会改革の一環としての議会構成であることの位置づけがなされていない。ここ2年間の総括ができていないのではと思われるケースが多く見られ、改革の途上であることを認識してほしい。

議会の会派が拮抗する前においては、自民会派の思うような議会構成で進められており、このことで調整に時間を要したことはあまりなかった。今回の最大の問題点は、自民会派の中における議会の主導権を以前の大会派のような姿に戻そうとしているのではないのかといった印象を受ける。

それは改選後に行われた自民会派の分裂に遡るのであって、独裁者の言いなりになるような会派の誕生が引き金になってしまっているのではと思われる。県議会は県民のものであり、一部の権力者のものではなく、会派の陰に隠れて糸引くようなことがあってはならない。

これまでの県議会は、過半数の会派の中の過半数によって、多くのことが決定されてきていた。現在の県議会においては欠員4名で42名の県議会議員による議会構成を行っている。42名だと21名で半数、22名だと過半数で、その過半数の12名で多くのことが決定されていくのである。

これまでのしきたりだとこのような決定を得て決まるのだが、今回はこのような古いプロセスがまだ機能していないようだ。県議会の拮抗している協議の進め方について、今回ほど鮮明に見えるときはまれではないかと思っている。

by magome2007 | 2013-05-09 07:30 | Trackback | Comments(0)

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