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組織化目立つ窃盗団   

今日の新聞報道でもトラックターの盗難被害が相次ぎ、農繁期における農家の苦悩も本当に大変な状況であるといった内容である。その前には大型建設重機の盗難が報道されていたが、高級乗用車においても同じことが報道されていたのには、治安の最もいい我が国のことなのかと思う。

トラックターも建設機械も目立つものなのに、いとも簡単に盗むことができるもんだと思う。以前、銀行のATMの盗難なども報道されていたが、盗みの技術も進歩しているのかと思ってしまう。防犯カメラの盲点をつく窃盗団の戦略なのかと思ってしまう。

これだけ技術の進んでいる我が国の製品が、いとも簡単に盗まれてしまうのだから、鍵かけていたら安心だといった考えでは通用しなくなってしまっている。住宅にしても全てに言えることである。窃盗団の組織も細分化されていることは十分考えられる。

大型トラックの運転手を初め、鍵を壊す人から、エンジンを始動させる人、運び込んだ重機等を解体する人、輸出に関する資料を偽造する人などに分かれ、肉体労働を行う人から知的な偽造に関わる人まで、一般の企業でも、これだけ色んな人を集めるとかなりの業績を上げるのではと思う。

それにしても犯罪が広域化していることを考えるとき、現在の警察制度で十分機能するのだろうかと思う。地方自治制度においては道州制などの議論が行われているが、最も国民の安全安心を担っている警察業務の見直しについて、新たな組織の在り方が求められているのではと思う。

高速道路もETCが整備され料金所で人に会うこともなくなってしまった。犯罪を行うには環境も整備されているのだから、本当に困ってしまうことばかりである。デジタル社会におけるセキュリティーとハッカーの関係と全く同じである。

犯罪の広域化や知的な犯罪まで、警察の業務は犯罪の姿かたちの変化に、しっかりと対応していただくことがより重要になってくる。ところが、公務員の定数削減に警察も例外でなく削減されている。自衛隊の定数も削減されている。

国家国民の安全安心と、国内の治安の充実を考えるとき、現状でいいとは思えない状況が連日報道されている。安心して生活するにはどうすべきかといったことを、一人一人の皆さんがしっかり考えるべきではないだろうかと思う。


トラクターの盗難被害相次ぐ 防犯カメラ、犯行とらえたhttp://digital.asahi.com/articles/OSK201311280040.html?iref=comkiji_redirect&ref=com_top_photo

by magome2007 | 2013-11-29 05:44 | Trackback | Comments(0)

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