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これでいいのか県議会   

昨日の議会運営委員会の結論は考えていた通りで、どうしてこうも内向きにこだわるのかといった思いです。長崎県の県議会は固まってしまって、やっとほぐし始めて柔軟性を持てるようになったのに、元の追認機関の県議会に戻ろうとしている。

議運の中で懈怠についての議論はかみ合うこともなく、全国の地方議会関係者達から失笑されるような結論を強引な採決によって出してしまった。全国で初めて行うことだから、冷静になって議論すべきなのに、都合のいいような解釈によって行われてしまった。

いつものことだけど長崎県議会には戦略描くこともせずに、常に都合のいいような判断をもって結論を出してきている。こうなっていく原因は、県議会も行政も内向きの思考回路になってしまって、外向きの考えが排除されるような環境にあるのではと考えられる。

鳥瞰図を眺めてみようといった県議達がいたら、どうすべきかといった結論を出すときに慎重さがあって当然なのだが、これが全くないのも長崎県議会の特徴なのかもしれない。最近は特にその傾向が強くなっており、最大会派の親分が谷川衆議院議員だと多くの県民は納得されるのではないのかと思う。

県議会は故郷長崎県の発展のためにどうすべきか真剣に考え、様々な政策課題に取り組むべきなのに、追認機関として自ら考えることもなく、原稿を行政に書いてもらって棒読みするだけの県議に何かを期待するほうが無理なのかとも思う。

2年前に通年議会を採用し、全国に向かって情報発信を行っていたはずなのに、内向きの議論に引き込まれてしまって、しりすぼみになりそうな気配すら漂っている。長崎県の抱える問題課題は非常に厳しい内容なのに、元の追認機関に近づくようであれば、議員の使命も責任も消えてしまうのではと思ってしまう。

今日は12月定例月議会の最終日で、年明けたら知事選が行われるようになっている。本来、知事選は長崎県の未来について関心が高まらなければならないのに、一向に熱を帯びることもなく投票率が非常に気になる知事選であるが、有権者の期待が高まるような最後の努力だけはしたいと思う。


by magome2007 | 2013-12-25 07:08 | Trackback | Comments(0)

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