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海岸線の長い長崎県   

海岸線が長いといった長崎県ではあるが、海岸線を活かすような事業を思い出すことがない。強いて言えば海岸線の長いことが公共工事に活きていることぐらいではなかろうかと思う。以前、五島に戸塚ヨットクラブを誘致してはどうかといったことを言ったことがあった。

海岸線を活かすことについて、これまで真剣な議論をされたことがない。岸壁の有効活用を図って、海上と陸上の組み合わせによる新しい養殖技術の開発をされたらどうかといった提案もしてことはあるが、このことについては当時の水産庁から来ていた課長が大胆なことを行ってくれた。

しかし、その後の水産部の職員による継続がなく宙に浮いてしまっている。離島の漁港の岸壁に限ってのことだったが、水産関係者ではなく民間企業が水産加工などによる岸壁の専用ができるようにしていったのに、これが活かされることがなかった。

水産部の取り組みは海岸線の長いことをどこまで考えているのか理解できない。海岸線の長いことを海洋レジャーの分野に見つけることができないのかと数年前から考えているが、戸塚ヨットスクールから随分間が空いてしまった。

日本一の海岸線を持っているのであれば、海洋レジャーやマリンスポーツも日本一であってほしいと思う。ヨットやカヌー、サーフィンやダイビングなどいくらでもあるはずなのに、行政は前向きに取り組もうとはしない。今年は長崎国体の年であり最高の転換点でもある。

数年前から国体の強化を考えていた人たちからの相談も、行政の皆さんは前向きな対応をされてきたといったことを聞いたことがなかった。県民が必死になって取り組もうとしても、これでは海岸線も活かすことなく宝の持ち腐れになってしまっている。

海岸線の見えないところには放置されているボートや漁船があり、海岸線の長いことが逆にゴミ捨て場として活かされているのだから、もっと真剣に日本一長い海岸線を活かすためのアイデアとか政策提案を広く県民に求めるべきではなかろうかと思っている。

by magome2007 | 2014-01-04 07:41 | Trackback | Comments(0)

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