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定置網漁業復興   

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長崎県内において、定置網漁業がおこなわれている代表的な場所が、有川湾を初め、生月や三井楽など沿岸や湾に恵まれているところが多い。有川湾における定置網漁業の歴史は古く、島の基幹産業として多くの雇用を抱え、島の経済を支えてきている。

戦前戦後を通じて定置網漁業の支援で教育環境なども整備され、充実した教育環境の下で多くの子供たちが育まれていった。そのような子供たちの中から多くの優秀な人材が育っていき、島外において様々な分野において活躍されている。

特に戦前戦後には教職に就く人も多く、教育にかける思いは定置網漁業の発展とともに実現されていった。五島列島の中で鉄筋コンクリートの校舎が誕生したのも、定置網漁業で盛んだった魚の目村であり、海からの恵みを子供から大人までいただいていた。

定置網漁業は昔も今も島の基幹産業として頑張っているのに、人口減少や若者の島外への流出などによって、定置網漁業を支える人の減少が見られるようになってきている。漁業従事者の減少や後継者不足は最重要問題として取り組まなければならない。

漁業に限らず、多くの産業において一人前に育つには長い時間を必要とし、基幹産業としてさらに発展するためにも、民間企業も行政も一体となって取り組むべきである。特に網の修理や定置網の設置などは、特殊な技術を継承することが重要であり、その取り組みも急がれている。

20年後には島の人口は半減すると言われており、基幹産業の水産業の戦略を見直し、水産加工の充実強化にも取り組み、雇用の場の創出を初め、新たな商品開発にも当たらなければならない。恵まれた漁場を活かすためにも経験者たちの知恵を結集させなければと思う。

参考資料
泉澤水産ホームページ
定置網漁

by magome2007 | 2014-10-10 07:36 | Trackback | Comments(0)

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