海岸の一斉清掃は夏場だけでは
2015年 01月 25日
新上五島町を代表する砂浜である蛤浜は、夏休み前に一斉清掃が行われ綺麗な砂浜になり、大勢の子供たちで賑わう素晴らしい海水浴場になる。島外からも多くの子供たちを引き連れて、島での夏休みを楽しみにやってくるグループも多い。
夏場以外は綺麗な砂浜もごみが寄ってきては、ゴミが風で飛ばされ周りにゴミが飛び散ってしまう。これをどうにかしてほしいといった指摘は随分前からされており、ゴミ清掃の知恵を出さなければならない重要な時期に来ているはずだと思う。
たまたま、昨日訪ねて行った集落での出来事なのですが、砂浜の近くで生活されている人が砂浜でごみを集めていたので話を聞くことができた。砂浜にはごみは似合わないし常にきれいにしてやるべきではないのかと言われていた。
確かに透き通った海を眺めていると、きれいなゴミのない砂浜の姿がとっても美しくて光り輝いていた。これだとそばを歩くだけでも心が癒されるような気がする。ところが、以前だとゴミを集め海岸で燃やすことができたのに、今でも煙を出すこともできずに困ることが多くなってきていると話されていた。
いつも小さなペットボトルのようなゴミばかりだとゴミ集めも助かるのだが、時には大きなゴミもありゴミ袋で処理できないものがあり困ることも多いそうです。このような取り組みは無料奉仕で行われており、年金暮らしの皆さんにとってゴミ袋の費用もばかにならないと思う。
島における海岸清掃については集落の皆さんの声を是非聞いていただきたいと思う。海岸に打ち寄せるごみは大小さまざまで、アメリカの西海岸は大震災の影響で日本からのごみが多く、ゴミ清掃にかかる費用も大変だといった報道もされている。
小さな集落におけるゴミ清掃の取り組みについては、観光県を標榜する長崎県において、県内の市町村を含め対応を協議すべきだと思う。このような取り組みには積極的なところが見られないのだが、昨日の個人で行っているゴミ清掃を見て、しっかり取り組まなければと考えている。
参考資料
砂浜のゴミの現状と環境への影響
人と自然が共生する西表島を目指しています
by magome2007 | 2015-01-25 06:27 | Trackback | Comments(0)