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耕作放棄対策どうなるの?   

■耕作放棄地にしないように農業政策をしっかりとしなければならないのに、これまではお経のように後継者育成対策に予算を付け、説明できるような事業にしていた。しかし、一向によくならないばかりか、年々耕作放棄地は増え続けている。

■このような現象は他のところでも見ることができる。なぜこのような事業が平気で生み出されてくるのかを徹底的に検証しなければならない。毎年繰り返される予算の編成作業において、今週から始まる県議会が閉会すれば、国に対する要望や陳情が始まる。

■県庁内の各部署において繰り返される光景である。長崎県だけがやっているのではないことはよく分かっているのだが、伸びていく地域とそうでない地域があることも事実である。事業効果が上がるように様々な評価制度を作っているが、結果的によくなっている数値があまりにも少なすぎるのである。

■机上の空論ばかりに振り回されているわけではないと思うのだが、どうしてこのような思考回路が県庁内に蔓延ってしまったのか不思議でならない。リスク回避や責任回避を条件に考えてきているのだとすれば理解できないことでもない。

■しかし、それでは我々のふるさとの発展はなく郷土愛も育まれることもない。最も郷土愛の強い職場が県庁であり役所であるはずなのに、いつまでたっても最下位グループから脱出できない姿を、職員はどのように受け止めているのであろうか。

■人口減少がもとらす影響は全ての分野に及び、離島と本土を結ぶ交通機関にもその影響が出始めている。このような現状をしっかりと分析されることがなければ、将来に対するしっかりとした政策は生まれてこない。

by magome2007 | 2007-06-11 07:34 | Trackback | Comments(0)

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