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大都市の中の格差社会   

■地域間格差社会について色んな視点から考えていたが、それぞれの都市の中における格差についてまで考えることはなかった。しかし、よく考えると大都市をはじめ、数百万人規模の大都市においては様々な問題を抱えていることは当然である。

■このようなことは、大都市で生活されている皆さんから指摘されて初めて分かった。身寄りのない高齢者や、年金のない人々の生活の実態など、あまり身近に考えたことのなかった分野でもあった。

■1日に上京して、その日の夕方から東京の実情に非常に詳しい仲間に会うことができ、初めて知ることができた。このような問題をマスコミは真剣に報道することもなく、問題解決より抱えている問題がより深刻になって行っているといった印象を受けた。

■指摘されるまで関心がなかったことは反省しなければならないことではあるが、世の中がより複雑になっていることを実感させられた一瞬でもあった。弱者救済と叫びながら、今回の選挙を戦った候補者たちも多かったようだが、このようなことを問題にすることはなかった。

■好景気が続いているといわれている中で、深刻な社会問題が大都市の中で深く進行している実態は、地方で生活していても気になる問題である。地域間格差問題が大きくとらえられているが、それ以上にもっと厄介な問題だと思う。

■大都市における深刻な社会問題解決に向かって動き始めることは、ますます地方に税源の配分がますます厳しくなっていくことを物語っているようでもある。高齢社会の福祉から漏れた人や、生活困窮者の問題など大都市の影の部分の問題を今回の上京で詳細に聞くことができた。

■これまで長崎県のことばかり考えていたが、このような問題に取り組み始めると、人口の大小が政策に大きく影響を与えてくるのである。まだ政治問題として大きく取り上げられていないが、いずれなるものと思う。

■その前に、我々は地方の抱える問題を詳細に分析して、積極的に問題解決に当たらなければならないと思う。目の前にきた道州制の問題の中で、どのようになっていくのかは税制も大きく影響するのであって、郷土長崎県の未来の青写真もしっかりと映し出さなければならない。

■国家がかかわる問題と地方の問題を分けていけば、全国の過疎地の抱える問題解決は本当に大変なことになっていくのではないのかと思う。今回の大都市東京の影の部分の深刻な現状を聞かされて、帰りの飛行機の中でいろんなことを考えさせられた。

by magome2007 | 2007-08-03 07:26 | Trackback | Comments(0)

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